東洋経済オンラインに「中退したら人生こうなった」の連載に実名でお答えさせていただきました。
東洋経済オンライン編集部の岡本さんは、ギフテッド、発達障害と教育、貧困などテーマにしています。越野ライターが書いてくれました。
学習障害など背景を分析していただき、あたたかい記事にしていただきました。
人生初の学校デビューの幼稚園を2日半で退学になった「しくじり帰国子女」です。
現在、受験が加熱しています。その中で、自分はあえてしくじった過去を出していこうと思うようになりました。
『教育現場にもしくじった側の人間も必要なんじゃないか』という発想です。
記事タイトルの「人間のクズ」は、16歳の頃、母から言われた言葉です。この言葉の前に私が母に人間のクズのような言葉を言ったからブーメランのように戻ってきました。
「4度の中退」は、幼稚園、として高校、大学でも中退しています。通信制の都立高校が誕生し、授業のみ出て後は自由に学べるスタイルが良かったです。当時の同級生は、中江ゆりさんのように学業と仕事の二足の草鞋を履いていた人も多かったです。
二度退学した日大商学部、根本ゼミナールだけは3年間、ほぼ皆勤賞で当時の仲間は今でも大切です。
「鬱になった」背景には、学習障害、発達障害などいろんな要因があったと思います。鬱になって20代から30代はあまり記憶にありません。重い薬を処方され、寝たきりの時代でした。
今でも鬱は抱えていますが、当時のカウンセラーからは「人類は、夜になると寝る。朝になると起きる」という体内リズムが脳の原則。
「夜に寝て、昼に起きて規則正しい生活をしなさい。」という言葉を10年かかって原則をやっていたら、鬱はほとんどなくなりました。
元気になって仕事をしていたら、今度は、不眠症になってしまいました。
→今 不眠症です。
「49歳彼の今」55歳になったら移動遊園地を開設するため、準備を進めています。
今回、50歳を前に、自分の人生の棚卸しをし、これまでの人生で良いところ、そして社会により貢献できることを考えている中で、自分のしくじりは、今、悩んで苦しんでいる方のお役に立てればと考えました。
自分でも気付かなかったことが、書字障害(ディスグラフィア)があったことです。
小学5年生の担任の先生は、漢字テストで満点を取れない私のために放課後に熱心に補習をしてくれました。今でも感謝しております。
書字障害(ディスグラフィア)がある生徒とわかっていたら、 先生の時間も奪うことなく、違うアプローチがあったのようにも思います。
20代で日本語学校のパートに入ったら、上司から「君はカタカナがわかっていない」と言われ、カタカナ練習帳で「シ」と「ツ」を練習もしました。その後、作文の練習もしました。
あたたかく見守ってくれる方が多く、改めてありがとう、とお伝えしたいです。ただ今でも不思議に思うのは、アメリカの幼稚園を退学になった同級生のローリーです。私は、英語が不自由でしたが…君は英語が母語だろうに…...
写真右端ではなく、左端が私です。
東洋経済編集部の岡本さん、越野さん、ありがとうございました。